田辺誠一“画伯”、影響を受けたアーティストに「宮崎駿、ガウディ、コルビジェ……」
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
「かっこいい犬。」は、田辺が公園で見た犬種を質問しようとTwitter上に投稿したイラストがきっかけで生まれたキャラクター。独特の世界観で話題となり、田辺は“画伯”と呼ばれるまでに至っている。その後、ぬいぐるみや文房具にも展開されている。
今回、スマートフォン版「Yahoo!検索」と「かっこいい犬。」がコラボレーションし、「Yahoo!検索」のきせかえテーマに「かっこいい犬。」のテーマが現れる。この企画では、田辺が、きせかえテーマ専用の新しいイラストを描き起こしている。かっこいい犬の「もっちー」、もっちーの飼い主の「田中さん」、ひょい猫の「クッキー」、カエルの「塩ぴょん」など、他のキャラクターも多彩。また、手を振るだけのわずかな動作ではあるが、初めて「かっこいい犬。」が動くギミックがあるという。
今回の企画に際したインタビューでは、キャラクターが誕生した経緯や、“画伯”とも言われるこのセンスのヒントとなったかもしれない影響を受けたアーティストなど、意外な回答が得られた。
まず今回の「きせかえテーマ」デザインのポイントは「のんびり、ほっこりした世界観」だという。そして、初見で誰もが「なんだこれは!?」と思ってしまったあの感覚はどうやら作者にもあったようで、初めて「かっこいい犬。」を描いたときには「自分で描いたのですが、無表情だな~、何を考えているんだろう、でも何か気になる、と思いました」というものだったという。
そんな“気になる”キャラクターたちは、みるみる口コミなどで広がっていった。「ひょんなことからTwitter上で生まれたキャラで、こんなに広がるとは思っていませんでした。みんなが支えてくれて、『かっこいい犬。』をかわいがってくださっている結果なので、ものすごくうれしいです」と田辺も驚きながらも喜んだ。
今後の展開については「実物もっちーも3月の下旬に登場するので、各地のイベントなどに行って、みなさんと触れあえたらうれしいです」とのこと。
また、これらの味のある作品が生まれるのにはどのような影響があったのか。それは天性のものだけではないようで、好きな画家や、影響を受けた作家について聞かれると「江口寿史、大友克洋、宮崎駿、ガウディ、コルビジェ、などなどです」と、ビッグネームが……。また「Steve Jobsのクリエイティブに対するアプローチは尊敬しています」とも。名前の挙がったアーティストたちとは作風が多少、違うかもしれないが、「かっこいい犬。」が生まれるには、少なからず天才たちの感性が影響していたと言えよう。
ちなみに、「Yahoo!検索」はなんと略しますか?との問いには「やさく」と、今まで聞いたことの無い斬新な回答だった。
「かっこいい犬。」のきせかえテーマでの展開は、3月4日から開始される。Yahoo!検索で「かっこいい犬。」と検索すると、検索結果のデザインが「かっこいい犬。」のキャラクターたちが登場するテーマに切り替わる。
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