【レビュー】ウェブ会議システム『OmniJoin』……使い方さまざま 3ページ目 | RBB TODAY

【レビュー】ウェブ会議システム『OmniJoin』……使い方さまざま

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ウェブ会議システム『OmniJoin』
ウェブ会議システム『OmniJoin』 全 8 枚
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 仕事上、打ち合わせ時には資料を用いることがよくあるが、OmniJoinには高度なファイルの転送機能が備わっているため、出席者に効率よくファイルを配布することができる。というのも、手元のファイルを相手に送るとき、直接送付するのではなく、いちどOmniJoinのクラウドサーバーへアップされる。すると、会議室専用のファイルボックスにたまり、相手は都度、そこからダウンロードするしくみ。この方法なら、途中から会議に参加した人でも やりとり済のファイルをあとから入手できるし、再度開くためにPC内のフォルダーを探しまわる必要もない。こうした機能は、遠隔地だけでなく、社内にいる同僚とのファイルのやりとりにも便利だ。

 秀逸なのは、PCのデスクトップ画面を、相手の会議ウィンドウに共有できるという機能。表計算資料などをExcelで開き、相手に見せながら操作することが可能だ。作成された資料などは、実際に開いて数値などを編集しながら打ち合わせをすることも。もし、相手が自分の見ている画面を操作したくなったら、マウスとキーボードの入力権限を渡し、操作してもらうこともできるようになっている。映し出すアプリに制限はないので、コントロールパネルなどを映して遠隔サポートをすることも可能だろう。

 図に書いて説明したいという場合には、ホワイトボードの機能も使える。図形を書いたり、テキストを入力したりといったことも可能だが、SurfaceなどのタブレットPCを用いて手書きすることもできた。ホワイトボードは会議参加者すべてが書き込むこともできるし、自分だけが書けるように設定することも可能。画像を貼り付けられるようにもなっているので、それぞれの持つ写真を貼り付けて、現場の状況を報告する、なんて使い方もできるはずだ。

 さらに、こうしたやりとりを映像で残せる録画機能も付く。相手のカメラ映像だけでなく、ホワイトボードや共有されたデスクトップ映像などもあわせて残すことができ、あとから何度でも見直せる。映像の記録にはローカルストレージに多くの空き容量が必要だが、録画映像のフレームレートを下げるなど、容量を押さえる工夫がされている。

 以上、ビジネスでの利用で役立つさまざまな機能が搭載されているため、東京-福岡間のリモート打ち合わせも比較的スムーズに進めることができた。筆者のような地方のユーザーはもちろん、支店の多い企業だけでなく、多人数でのプレゼンなど行う部署や、部門間の連携を強めたいといったニーズにも対応できるのではないだろうか。
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《外村克也》

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