【SS2015速報リポート024】オリンピック需要を狙った仮設用無線ネットワークカメラ~三菱電機
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
このシステムは高さ3mほどの電気スタンドのような本体に録画機能付き監視カメラ、無線LANアンテナ、バッテリーを内蔵したオールインワンモデル。無線LANに対応しており、これ1台でパソコンやタブレット、スマートフォンへ監視カメラの映像を送信することが可能となっている。
アンテナの接続範囲内に他の本体を設置することで本体間同士でのデータのやり取りが可能。AからB、BからC、CからDとデータをバケツリレー方式で伝送することで、カメラAのそばにいる人がカメラDの映像を確認できるようになる。もしBからCへの通信経路が遮断されても、BからD、あるいは他の本体経由など、自動的に最適な経路に組み替えを行って接続が続けられるのがメリットだ。
現在のモデルでは、アンテナの接続可能範囲は見通しで約1km。障害物の多くなる市街地では100m程度になる見込み。電源ケーブルや通信・ネットワークケーブルの敷設が不要なので、マラソン大会や屋外施設でのコンサートなど、一時的に監視カメラが必要となる場所への設置を想定している。
市街地では接続可能範囲が短くなるので必要な台数が多くなる。そのため、マラソンであれば折り返し地点やゴール地点など、厳重な警備が必要な場所を選んでの設置が考えられるという。特に2020年の東京オリンピックでのスポーツ大会需要を見込んでいるという。
《防犯システム取材班/宮崎崇》
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