立川志の輔、“気の毒な”の精神大切に……北陸新幹線開業式
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「実は昨日富山にいたのですが、どうしても1番列車に乗りたくて、昨日の夜東京にもどってから富山までやってきた」という立川志の輔。「トイレに入りましたらウォシュレットまであって、なんという快適さ」と振り返った。
また、「2時間8分で行くわけがないとずっと思っていた」「みなさんはどう思うかわかりませんが、2時間8分で富山まで行かないだろう、計算上……。長野まで1時間半くらいかかるのに、38分で富山で行くわけがない。おかしいなと思って、実家のおふくろに“どう考えても計算があわないよな”と言ったら“長野過ぎてから本気で走るんだよ”と言った」という小ばなしを披露。「実際に乗ったら全線全力で走ってた」として笑いを誘った。
また、富山は魚や水が美味しいということは知られているが、友人や落語家の間では「蜃気楼が見たい」「ライチョウが見たい」という声が多いという。しかし、両方とも簡単に見ることができるものではない。これを踏まえ、立川志の輔は「これから考えれていかなければいけないのは、あの富山大学。素晴らしい人材を輩出する富山大学が、いかにしていつでも蜃気楼をだせる技術を開発するか、そして富山医科薬科大学が1日鳥に食べさせるると2、3日ライチョウなるような餌を開発するかだ」と話すと、また会場は笑いに包まれた。しかし「見られるかどうかわからない、そのワクワク感も含めて、みられなかったらまたおいでよ、たった2時間ちょっとなんだから、というそのおもてなしの精神」も大切だと締めくくった。
立川志の輔び生まれ育った富山には「ありがとう」「申し訳ない」など全部を含んだ“気の毒な”という言葉があり、この言葉が大好きだという。「私たちのために、よう来てくれはった。気の毒な、というこの精神はずっと富山に息づいている」「今東京に住んでいるが、気の毒なの精神で生きている。この精神を大事にしながら一生懸命生きていきたい」と挨拶した。
《RBB TODAY》
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