【SPEED TEST】北陸3県でもっともLTEが速い県は?1万件超の計測データを比較
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
全国の自治体、特に観光地においては、旅行客の利便性向上の一環としてFree Wi-FIの整備が積極的に進められている。ただし、日本国内の旅行客に関しては国内の通信キャリアを契約している人が大多数であり、Wi-FiよりもまずはLTEの通信環境が気になるところだろう。今回は北陸3県のLTE通信速度について、RBB TODAY SPEED TESTで2014年11月1日~2015年1月31日までの3ヵ月間に計測されたデータを比較してみた。なお、速度制限状態にある端末の影響を考慮して、下り1Mbpsに満たない計測結果は除外してカウントしている。
■いずれの県も平均20Mbpsオーバー。中でも石川県が一歩リード
まず、石川・富山・福井の北陸3県全体において、上記の期間に計測されたLTEの計測データは合計11,163件。その平均値は下りが25.41Mbps、上りが7.97Mbpsだった。OS別にみると、iOSでの計測が7519件と多く、平均値は下り26.49Mbps、上り8.32Mbps。Androidは3644件で、下り23.19Mbps、上り7.25Mbps。上下の速度ともにiOSが優秀な数値を記録した。
各県別に見ていこう。金沢を中心に北陸新幹線の延伸で大いに盛り上がっている石川では、3県でもっとも多い5372件の計測データが集まった。平均値は下り27.55Mbps、上り8.93Mbpsで、3県全体の数値を上回っている。次に、黒部宇奈月温泉、富山、新高岡と、3つの新幹線駅を持つ富山県では、3293件の計測結果があり、下り23.29Mbps、上り7.15Mbpsという結果が出ている。最後に、今回の延伸ではまだ新幹線は通らないが、バス路線の増強などで利便性アップをアピールする福井県。計測数はやや少なめの2498件で、下り平均は23.47Mbps、上りは7.01Mbpsとなった。
3県を比較すると、LTEの通信速度では上下共に石川県が一歩リードしており、富山と福井はほぼ互角といった状況。ただし、いずれの県も平均で20Mbpsを超えており、通信環境自体は十分に整備されているとも言える。これが北陸新幹線の開業後にどう推移していくのか、個々の観光スポットにフォーカスをあてるとどんな結果が出ているのか、また各キャリア別に見るとどうなのか、など今後も分析記事や実測記事を数回に分けてお届けしていこうと思う。
《白石 雄太》
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