防犯にも配慮した後付可能な窓の自動開閉装置「オートクローザー」 | RBB TODAY

防犯にも配慮した後付可能な窓の自動開閉装置「オートクローザー」

エンタープライズ セキュリティ
窓の中央、グレーのアルミサッシのように見えるのが「オートクローザー」本体。他にリモコン、コントロールBOXと構成されている
窓の中央、グレーのアルミサッシのように見えるのが「オートクローザー」本体。他にリモコン、コントロールBOXと構成されている 全 4 枚
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 ハマダ工商は18日~20日に東京ビッグサイトで開催された介護用品・介護施設産業展「CareTEX(ケアテックス)2015」にて、後付け可能な窓の自動開閉装置「オートクローザー」を展示した。

 設置は容易で、既存の窓に付いているクレセント錠を外して「オートクローザー」を取り付けるだけ。大掛かりな工事は不要で、電源は単三乾電池を使用し、リモコンでの遠隔操作以外にも、タイマー機能による窓の開閉及び施錠・開錠が可能だ。また雨や風、気温や振動を感知するセンサーにより、外出時の突然の雨や就寝時の窓の閉め忘れなどにも自動で対応してくれる。

 介護用途としては、要介護者がリモコン操作で気軽に窓の開け閉めを行うことができる点がまずメリットとして挙げられ、高窓なども気軽に開閉できることも魅力。また、介護者の視点では、要介護者の外出の際に段差が高く、車いすなどの取り回しが悪く対応が難しい玄関を避け、このオートクローサーを設置した窓から、直接車いすなどに移せて、窓の戸締まりもリモコン操作で外から行うことができる点がメリットとなる。

 ちなみにこのオートクローザーを取り付けることで、クレセント錠を使わない窓になるため、窓ガラスの一部分を割り、クレセント錠を下ろして室内に入る侵入盗手口「ガラス破り」への抑止効果も期待できる。また、振動センサーがついており、窓ガラスに衝撃を受けると警報音が発報するなどセキュリティ面への配慮もされている。

 今回展示されていた製品には、介護用途のユーザーからの要望が多い手動のスイッチが付いていたが、スイッチを取りつけないような仕様にもできる。乾電池駆動のため、停電や災害時にも機能し、リモコンでロックを解除すれば手動での開閉も可能だ。

《防犯システム取材班/小菅篤》

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