就職活動に向けて取得しておけばよかった資格、1位は | RBB TODAY

就職活動に向けて取得しておけばよかった資格、1位は

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就職活動のために取得した資格
就職活動のために取得した資格 全 6 枚
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 4月1日、多くの職場で新人が入社して来る。厳しい就職活動を経てその日を迎えるわけだが、必ずしも希望に満ちあふれているわけでもなく、学生のときにこういう勉強をしとけばよかった、こういう資格を取得しておけばよかった、と少しの後悔もあるだろう。

 英語によるコミュニケーション能力テスト「TOEIC」プログラムを日本で実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会は、2015年4月に新卒として入社予定の学生を対象に「就職活動と資格に関する調査」を実施した。

 本調査では、就職活動に向けて資格を取得した人は全体の約4割おり、取得した資格としては「TOEICテスト」が最も多いことがわかった。エントリーシートに書いた資格は「普通自動車免許」、「TOEICテスト」の順で多く、「TOEICテスト」のスコアに関しては、「700点以上」だとエントリーシートに書こうと思うと約3割の人が考えている。

 まず、就職活動のために資格を取得したかどうか聞いたところ、39.7%が「はい」と回答した。「はい」と答えた人に就職活動のために取得した資格を聞くと、「TOEICテスト」が最も多く42.9%となった。次に「普通自動車免許」、「TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト」となった。エントリーシートに実際に書いた資格を尋ねたところ、「普通自動車免許」「TOEICテスト」「実用英語技能検定」が上位に挙がった。

 資格については、保有だけではなく、技能の水準を問われることもある。エントリーシートに書いた資格として2番目に上がった「TOEICテスト」について、何点以上だと書こうと思うか聞いたところ、「700点以上~800点未満」と答えた人が32.0%と最も多くなった。「600点以上」なら半数以上が「書こう」と思うようだ。

 また、反対に何点以下だと書きにくいか聞いたところ、「401点以上~500点以下」と答えた人が30.7%となった。500点以下だと3分の2が「書きにくい」と感じる。

 就職活動をしてみて、取得しておけばよかったと思う資格については、「TOEICテスト」が16.3%で最多となった。次に、「TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト」、「日本商工会議所主催簿記検定」が挙がった。社会人になってから、今後取得したい資格では、「TOEICテスト」が最も多く、35.3%となった。次に、「TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト」、「TOEFLテスト」が挙がった。このあたりの数字は、とくに就活生は参考にするとよいだろう。

 「就職活動と資格に関する調査」の調査対象は、全国の2015年4月に新卒として入社予定の学生(大卒・大卒予定/院卒・院卒予定、22~29歳)で、サンプル数は300。インターネットにより、2月6~10日に調査した。

《高木啓》

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