この技術は、KADOKAWA取締役会長の角川歴彦氏が、「『艦これ』は、他のエンタメとくらべてどのくらいの位置付けなのか?というのを知りたい」と発言したことから開発がスタート。KADOKAWAグループが持つ「エンタテインメント辞書」を使うことで、視聴者の生活行動を、Twitterから分析し可視化できるという。
NTTデータと東京大学生産技術研究所(喜連川研究室)、Twitter社が協力し、喜連川研究室による「超高速言語解析エンジン」、角川アスキー総合研究所が開発した「フィルタリング技術」を組み合わせ、国内最速レベルでエンタテインメントに関する全量ツイートをリアルタイムに解析可能とした。
分析内容としては、設定された解析期間内での該当ワードの出現数をカウント、グラフ化し、ランキング形式で表示できる。レーティングも算出可能。リツイートとオリジナルツイートは区別され、その割合も算出できる。さらに、ポジティブ・ネガティブいずれの感情でツイートされたものかを割合判定する。特定のワードといっしょに書き込まれることの多いワード(共起語)を判定することも可能。
今後は、急上昇ワードに対するアラート通知機能、アカウントデモグラ解析、伝播経路分析、未来予測機能にも対応する予定とのこと。また各企業へのデータ提供、APIによる相互連携、アプリ・メディアサービスによる収益化、Twitterとの連携による広告商品化も展開する。メディアサービスは年内に提供開始の予定。