アクシス、データ量を50%以下に低減する技術を搭載した監視カメラ
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
本製品の注目機能となる「Zipstreamテクノロジー」は、帯域幅とストレージの使用量を平均50%以下に低減する技術で、H.264 圧縮標準に適合している。
高解像化が進み、より効果的に監視できるようになったネットワークカメラだが、一方で撮影映像を録画するストレージ(NASやSDカード)の大容量化に伴うコスト増をどのように解消していくかが、業界全体の課題だ。
映像監視に特化して開発された本技術は、そうした課題をクリアするべく、新たにカメラやソフトウェアを購入することなく、カメラの映像圧縮エンジンにモジュールを追加したり、ファームウェアアップデートするだけで帯域幅とストレージの使用量を低減する。
本技術の概念としては、顔やナンバープレートなど証拠映像として使う箇所に関しては解像度を下げることなく録画し、無地の壁や芝生といった特に証拠映像として重要性が低いエリアを平準化することで、データ量を削減する。
屋内用固定ネットワークカメラ「AXIS P1365」と屋外用固定ネットワークカメラ「AXIS P1365-E」においては、本技術の搭載はもちろんのこと、極端な明暗差や逆光に対応するワイドダイナミックレンジ(WDR)-フォレンジックキャプチャーなど、既存のアクシス製品が備える映像監視用途に最適化された技術も搭載している。屋外モデルである「AXIS P1365-E」は、IP66の防水・防塵性能、IK10の耐衝撃性能を備えている。
アクシスの既存のネットワークカメラである「AXIS Q1615」「AXIS Q1635」「AXIS Q35 シリーズ」においては、今後、リリースが予定されているファームウェアアップデートでZipstream テクノロジーを利用できるようになるという。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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