アクシス、多機能＆堅牢な屋外対応PTZドームカメラ2機種を発表

　アクシスコミュニケーションズは16日、屋外用途に耐えうる機能を有した「AXIS P5635-E」および「AXIS P5624-E」を4月下旬から出荷開始することを発表した。

　2製品は、商業施設や市街地などでの使用を想定した機能を備えたPTZドームネットワークカメラ群「AXIS P56 シリーズ」を構成しており、多機能＆堅牢ながらもリーズナブルな価格で提供することをコンセプトにしている。

　「AXIS P5635-E」は、30倍光学ズームを備え、解像度は1080ピクセル。360度連続パン（機械的に停止することなく360度回転する）に対応し、撮影対象を素早くなめらかなに追尾することが可能だ。また、デイナイト機能を有しており、夜間など低照度での撮影に対応。同社独自技術である「ワイドダイナミックレンジ－フォレンジックキャプチャー」も搭載。明暗差の激しい被写体の撮影シーンでも、明るすぎや、暗くなりすぎない映像をとらえることができる。

　ブレ補正機能もあり、振動のある環境に設置した際にも鮮明な撮影を可能にしている。そのほか、音声検知や特定のエリアの対象物を検知してズームする機能、さらにはカメラに受けた衝撃を検知してアラームを発報するなど、多彩なインテリジェント機能に対応する。

　24 AC/DC電源のみならず、PoE＋にも対応。ローカルストレージ用に使えるSDカードスロットを備えているので、もしもの時のバックアップ用にSDカードに映像を録画することもできる。厳しい条件下での使用が想定される市街地監視などに適した機能を有した製品となる。

　一方、「AXIS P5624-E」は屋内外の商業施設での利用を想定し、18倍光学ズームを搭載し、解像度は720ピクセル。「AXIS P5635-E」同様、360度連続パン、デイナイト機能、「ワイドダイナミックレンジ－フォレンジックキャプチャー」、各種インテリジェント機能、衝撃検知機能、PoE＋、SDカードスロットを備える。

　2製品は、「AXIS T91B シリーズ取付金具」で簡単に設置することができ、同社の「AXIS Camera Station」や、「Application Development Partner Program」を利用することで、サードパーティ製のビデオ管理ソフトウェアを使うことができる。

■ダイソン掃除機やiPad miniが当たる！読者アンケートを実施中