「世界各国でも展開したい」、Haierが欧州で子ども向け腕時計型端末を販売へ……IFA2015 GPC
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そこで紹介が行われたのが、今年3月の「Mobile World Congress 2015」(MWC 2015)で発表されていた、子ども向けの腕時計型ウェアラブル端末だ。同製品は、2~8歳の子どもを対象に作られ、母親や父親など保護者が持つスマートフォンとアプリ(iOS、Androidに対応。ダウンロード無料)によって連携させて利用するというもの。
0.96インチのディスプレイ、通話用のマイクとスピーカーを搭載し、水深30メートルまでの防水機能を持つ。また、時計の竜頭(りゅうず)のような赤いボタンを備えており、このSOSボタンを押すと、あらかじめ設定可能な3つの連絡先にアラートを送信する仕組みだ。保護者はアプリによって、子どもが安全に行動できる範囲を設定すると、子どもがその範囲から離れた場合にはアラートを受け取ることができる。カラーバリエーションは、ブラック、ピンク、グリーンの3色、価格は99ユーロ。
現在、日本国内における子ども向けの腕時計型ウェアラブル端末としては、4月4日にNTTドコモより発売された「ドコッチ01」をはじめ、2015年中に製品化を目指しているBIGLOBEの「「cocolis(ここりす)」、6月20日に発売を予定しているタカラトミーのカメラ付きウェアラブルガジェット「プレイウォッチ」などがあり、徐々にではあるが、市場として活性化しつつある。Haierの同製品の販売は、9月より欧州のみとなるが、同社スタッフは「私は欧州担当であるが」と前置きしながらも、「世界各国でも展開したいと考えている」とコメントしている。
また同社は、子ども向けの同製品のベルトを革製にしたシニア向けの腕時計型ウェアラブル端末も発表している。スペック面では、子ども向け端末と同じ。12月に欧州で、129ユーロで販売されるという。
《RBB TODAY》
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