NECのベクトルスパコン「SX-ACE」、阪大・九大で稼働スタート
エンタープライズ
ハードウェア
注目記事

「SX-ACE」は、マルチコア型ベクトルCPUを搭載したベクトル型スパコン。従来機種「SX-9」に比べ、消費電力は10分の1、設置面積は5分の1に低減された一方、単一ラック当たりの性能は10倍となる16TFLOPSを誇る。科学技術計算や大規模データを扱う高速処理を得意とし、気象予報、地球環境変動解析、流体解析などに適しているという。
大阪大学レーザーエネルギー学研究センターでは、核融合の理論物理学のうち、特にレーザープラズマの現象解明などに利用される。九州大学応用力学研究所では、風力発電などの自然エネルギー、地球環境、核融合など、さまざまな高性能シミュレーションに活用される予定。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
NEC、次世代ベクトル型スパコン開発に着手……2017年に発売目指す
エンタープライズ -
スパコンのネットワークスイッチを4割削減する新技術
エンタープライズ -
東工大スパコンTSUBAME-KFC、省エネスパコンとして再び世界1位に
エンタープライズ -
東北大学とNEC、次世代スパコンを共同研究へ
エンタープライズ -
NEC、ベクトル型スパコン「SX-ACE」を東北大学や大阪大学から受注
エンタープライズ -
JAXA、スパコンシステムを刷新……富士通PRIMEHPCの次世代モデル採用
エンタープライズ -
九州先端科学技研と富士通、スパコンプログラム高速化をビッグデータ分析で実現する技術を共同開発
エンタープライズ -
高校生が筑波大のスパコンを使い、「5×5魔方陣」を解明……約2億7500万の全解を出力
エンタープライズ