ラーメンチェーンの一蘭、「ISO 22000」を業界で初取得
エンタープライズ
企業
注目記事

「ISO」では、電気・通信・電子技術分野を除いた、全産業分野(鉱工業、農業、医薬品等)に関する国際規格が策定されている。ISOを取得し、それを遵守することで、各企業は自社の姿勢を明示するとともに、品質向上、信頼性向上が期待できる。おもなものには「ISO 9001(品質管理)」「ISO14001(環境活動)」「ISO 39001(交通安全)」などがある。
「ISO 22000」は、「食品安全」に関わる、マネジメントシステム全般を扱うものだ。「ISO 9001」と「HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)」の2つの概念を採り入れており、生産から消費までのすべての段階での安全を確保するため、材料はもとより、添加物、洗浄剤、梱包資材、輸送、小売まで、幅広い業種が対象となっている。
一蘭は、オーダー用紙で好みの味を細かく指定できるオーダー方法や、1人ごとに仕切られた“味集中カウンター”などが特徴の、人気ラーメンチェーンだ。同社では、香港・ニューヨークでの出店など、海外展開を予定しており、今回「ISO 22000」を取得したことで、一蘭の食品安全システムが国際基準に適合したものと認められたこととなる。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
画質を改善した「HDMI 2.0a」規格がリリース
エンタープライズ -
富士通ら4社、国際標準規格「ORI」を用いたLTE実証実験に世界初成功
エンタープライズ -
生体認証の標準化を策定したセキュリティ規格「FIDO」が日本上陸
エンタープライズ -
NICT主導の国際規格「Wi-SUN」、東電の次世代電力量計「スマートメーター」に採用
エンタープライズ -
次世代Wi-Fi規格「NGH」、サンフランシスコで実証実験
エンタープライズ -
富士通NETS、次世代PONシステム「U9500H/OLT」発売……10G-EPON規格に対応
エンタープライズ -
NHK、「フルスペックSHV」用映像機器を公開……100本近いケーブルを1本に
ブロードバンド -
Box社 CEO、生産性向上にフォーカスしたソフトウェアの重要性を語る
ブロードバンド