認知症徘徊者の位置をタグで特定する模擬訓練を半田市が実施
エンタープライズ
セキュリティ
注目記事

徘徊役は同社が開発したGPSを使用しない「SANタグ」を持ち、捜索役は携帯端末「SANレーダー」によって捜索を行う。SANタグはプラチナバンドの920MHz帯で電波を発信しており、1回の充電で約1.5か月間、連続待受として稼働する。
捜索役が持つ「SANレーダー」はタグの電波を検知し、捜索対象のタグの位置を距離と方角で示す。また、同社の見守りエリア内であれば、あらかじめ設置されたアンテナからの情報を元に、PCやスマートフォンでの地図表示を行うことも可能となっている。
訓練は半田市の施設である「かりやど憩の家」を中心として実施され、同所を拠点として捜索状況のモニター表示なども行われる。GPSによる電波と異なり、屋内などでも正確な位置を特定することが可能であり、近距離であれば迅速な位置特定が行えるという。
同社と半田市は今回の訓練を元に、秋にはより広範囲での検証を行う訓練も予定している。
■ダイソン掃除機やiPad miniが当たる!読者アンケートを実施中
《防犯システム取材班/宮崎崇》
特集
この記事の写真
/