手軽にオウンドメディア導入……トレンド総研レポート | RBB TODAY

手軽にオウンドメディア導入……トレンド総研レポート

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Ameba Ownd(アメーバ オウンド)
Ameba Ownd(アメーバ オウンド) 全 5 枚
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 トレンド総研は4月28日に発表したピックアップレポートのなかで、オウンドメディア「Ameba Ownd」を紹介。従来のオウンドメディアを導入する際の障壁になっていた制作スキルや予算の確保などといった問題を払拭するサービスだとして、新たな一大プラットフォームとしての可能性が期待できると評した。

 オウンドメディアとは企業が消費者に向けて発信するメディア(企業サイトやパンフレット、セミナーなど)を指す。トレンド総研の調査によると、消費者の約8割が企業・ブランド発信の情報を閲覧しており、「(以前から興味・関心があった企業・ブランドの)好感度が上がった」「以前は関心がなかった企業・ブランドを知るきっかけになった」とウェブ上での情報発信が企業・ブランドの印象に影響していることが判明した。さらに企業の広報担当者への調査を実施したところ、顧客や消費者と密接に関わったり、企業のブランドイメージを的確に伝えることができる点にメリットを感じているということがわかった。

 企業と消費者を繋ぐオウンドメディアだが、現段階でオウンドメディアを導入している企業は約2割。ただ、まだ導入していない企業の54%が今後オウンドメディアマーケティングを取り入れたいと思うと回答している。しかし、導入するための方法がわからなかったり、導入したくてもリソースが割けないといった声も上がっており、専門的な知識を持たず、二の足を踏む結果になっている企業が多数あることが判明。

 そんななか、トレンド総研は3月18日にリリースされたAmeba Owndに注目。このオウンドメディアはだれでも簡単にデザイン性の高いウェブサイトを無料で制作できるサービスで、スターバックス コーヒー ジャパン(以下、スターバックス)や、アーティストのナオト・インティライミなど、企業やミュージシャン、クリエイターなどさまざまな層が利用していると紹介した。

 トレンド総研はAmeba Owndのメリットについて、リリース開始時より導入しているスターバックスに取材を実施。スターバックスは、Ameba Owndが会員数が数千万人というブログサービス「Ameba」と緊密な関係にある点に注目し、」広い層にリーチしやすいのではないのかという期待から導入を決定したと明かした。また、デザイン性に優れたAmeba Owndならばスターバックスのブランドとフィットするとの考えを示した。スマートフォンに最適化されている部分も評価しており、ウェブサイトとスマートフォン用のサイトを2つ作らなければならないといった問題が解消されている点が魅力だと語っている。

 以上の調査結果から、トレンド総研は手軽でデザイン性が高いサイトがすぐに作れるAmeba Owndのニーズは非常に高く、企業の「導入方法がわからない」などといった、オウンドメディア導入のハードルを飛躍的に下げることになるのではないかと考察。数々の企業がオウンドメディアを戦略として取り入れているなか、Ameba Owndは新たな一大プラットフォームとしての可能性が期待できるとした。

《花》

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