同レポートは、世界141か国について、独自の調査をもとに「旅行・観光競争力指数」(TTCI)を算出し総合順位をつけている。2015年版同レポートのトップ10は以下のとおり(カッコ内はTTCI)。
1位:スペイン(5.31)
2位:フランス(5.24)
3位:ドイツ(5.22)
4位:アメリカ合衆国(5.12)
5位:イギリス(5.12)
6位:スイス(4.99)
7位:オーストラリア(4.98)
8位:イタリア(4.98)
9位:日本(4.94)
10位:カナダ(4.92)
同レポートでは、日本の順位について、豊富な文化(総合6位:以下同)と独自の文化遺産(2位)、効率のよい陸上交通(17位)と航空輸送(19位)のインフラ、そしてWi-Fiなどの通信環境(9位)などのポイントを挙げている。さらに、観光に関する人材(15位)と接客については141か国総合で1位を獲得していることを強調している。
反面、宿泊費など価格競争力(119位)をマイナスポイントとして指摘している。