目は口ほどにものを言う!……“心の波”を可視化する JINS MEME | RBB TODAY

目は口ほどにものを言う!……“心の波”を可視化する JINS MEME

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MIND UNIVERSE
MIND UNIVERSE 全 14 枚
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 ジェイアイエヌは、2015年秋発売予定のセンシング・アイウエア『JINS MEME(ジンズ・ミーム)』を利用して、日本ならではの世界観「禅」を表現するデジタル・インスタレーション「MIND UNIVERSE(マインドユニバース)」を制作、動画共有サイトで公開した。

 JINS MEMEは、メガネとしての形状・機能はそのままに、独自の三点式眼電位センサーと六軸センサー(加速度・角速度)を通じて、人間の瞬きや視線移動、体の動きを取得。その情報をベースに、ユーザーの集中度や眠気などの情報をスマートフォンを介して可視化する。「自分を見る」をコンセプトに開発されたセンシング・アイウエアだ。

 「MIND UNIVERSE」の体験者はブース内で「JINS MEME」を着用して椅子に座る。すると「JINS MEME」が体験者の目の動きを取得し、そのデータを元にして集中度(FOCUS)、活力(ENERGY)、落ち着き(CALM)のパラメータを導き出し、取得したデータを、3Dワイヤーフレームを用いてリアルタイムに「波」の形で表現し、心の内面を体験者の目の前に可視化する。

 インスタレーションでは、白一色の空間において、刻一刻と変化する体験者の集中度の変化を「水面を走るさざ波」や「波のうねり」として、3Dワイヤーフレームを駆使して表現、拡張(Magnify)された五感を通じ、体験者の内なる宇宙(MIND UNIVERSE)を目の前に再現することで、日本ならではの「禅」の世界観を表現した。

 「目は口ほどにものを言う」というように、豊富な身体情報を反映すると言われる目の動きのデータを元に、独自の映像表現により体験者の「心の揺らぎ」を可視化した「MIND UNIVERSE」は、監修をグラフィックデザイナーの佐藤卓氏、テクニカルディレクション、プロデュース、プログラミングをライゾマティクス、サウンドデザインをEVALA、と日本を代表するデザイナー、クリエイターが集結して完成させた。

 今回の作品について、監修を担当した佐藤氏は「作品のコンセプトは”心の波の可視化”です。精神を集中していただくミニマルな和の空間で、JINS MEMEが読み取った自分の情報が、波の動きに変換され、それを自分で体験していただくという試みです」と話す。

 世界初となるセンシングアイウエア「JINS MEME」については「JINS MEMEは、やはり可視化されて面白いということが、体験してすぐに分かりました。つまり、可視化されて初めて人のためになる、ということです。そこにグラフィカルな表現の可能性を感じることができました。この可能性は、今回のような方法以外にも無限にあると思います」と述べている。苦労した点は、「波のデリケートな動きの表現と、本来であれば、ゆっくり体験していただきたい作品を、短い時間で体験していただくように調整した点」だという。

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《編集部》

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