2014年度の携帯電話出荷、フィーチャーフォンが7年振りに増加
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携帯電話の総出荷台数(フィーチャーフォンおよびスマートフォンの合計)は、前年比3.9%減の3,788万台で、3年連続の減少。このうち、フィーチャーフォン出荷台数は1,040万台で、前年度比6.0%増。フィーチャーフォン出荷台数が前年度を上回ったのは、前回は2007年度で、7年振りの増加傾向となった。
一方スマートフォン出荷台数は2,748万台で、前年度比7.2%減。2013年度に続き、2年連続での減少となった。フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行ペースが鈍化したことと、現在の利用機種の性能で満足し買い換え需要が低下したことが理由とみられる。
携帯電話のメーカー別出荷台数シェア1位はAppleで40.7%(前年度比4.1ポイント増)。出荷台数は1,541万台(前年度比6.8%増)となっている。スマートフォンのみで見るとAppleのシェアは56.1%(同7.3ポイント増)まで拡大している。
2位~5位も前年度同様の順位で、2位はシャープで509万台(1.0%減)/シェア13.4%(0.4ポイント増)、3位はソニーモバイルコミュニケーションズで423万台(12.6%減)/シェア11.2%(1.1%減)、4位は京セラで421万台(15.3%増)/シェア11.1%(1.8ポイント増)、5位は富士通で277万台(17.8%減)/シェア7.3%(1.3ポイント減)だった。
なおMM総研では、2015年度の総出荷台数を前年度比0.6%増の3,810万台と予測している。また2016年度は、3.5GHz帯を利用した下り最速300Mbps超のLTE-Advancedサービスの開始、消費税率10%引き上げ前の駆け込み需要で、スマートフォン出荷台数が好転すると予測している。
《冨岡晶》
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