【カンヌ国際映画祭】パルムドール最有力『Carol』、ケイト・ブランシェットが同性愛について熱弁
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
映画は1952年のニューヨークを舞台に、夫と娘がいる裕福な主婦キャロル(ケイト・ブランシェット)が、若いデパート店員のテレーズ(ルーニー・マーラ)と恋に落ちるというラブストーリー。原作は『太陽がいっぱい』で知られる作家パトリシア・ハイスミスの小説「Price of Salt」。60年前の発表当時は女性同士の恋がセンセーショナルに受け止められたが、公式会見でケイトは今も状況はさほど変わっていないと語った。
「先週、私がバイセクシュアルだと報じられたけれど、私は『女性との関係は?』と聞かれたから、『女性とはいい関係をたくさん築いてきたわ。セクシュアルな面以外ではね』と答えたのに、たくさん関係を持った、と書かれてしまった。でも、今は2015年よ。もしそうだとしても、だからどうしたの、と思うわ。ただセクシュアリティはプライベートな問題のはずなのに、同性愛者はそれを話題にしないといけないような風潮がある。今はとても保守的な時代なんだと思うわ」とケイトは語気を強めた。
「1950年代は同性愛を題材にした小説がとても多く書かれていたけれど、私が調べた限りハッピーエンドはこの原作だけ。当時、同性愛者たちが、お互いをサポートするグループなど存在しなかった。孤独の極みにあったということが重要だわ。でも同性愛が今も違法な国がいくつもある。だからそのことには声を上げないといけない」とも語った。
現地映画専門誌の星取り表では、現在ダントツでトップを走っている『CAROL』。パルムドール予想だけではなく、ケイトが再びオスカーを獲るのでは、とまで騒がれている。レッドカーペットでのケイトはジャイルズ・ディーコンの手書きのドレスで周囲を圧倒したが、演技の上でも圧倒的だった。第68回カンヌ国際映画祭は24日(現地時間)まで開催。
【カンヌ国際映画祭】パルムドール最有力!?『Carol』ケイト・ブランシェットが同性愛について熱弁
《photo / text:Ayako Ishizu》
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