監視カメラの映像にラインを引くだけで河川の増水を自動検知
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これまで河川の水位監視は、カメラがとらえた映像を人間が目視で監視してきたが、本システムは、カメラがとらえた映像上に検知ラインを設定するだけで、増水量を自動で検知。河川監視の作業負担が軽減でき、河川に監視カメラの設置をすることで、事前の測量等が必要なく、1cm単位の測定が可能になる。同社が公開していた目視と本製品による測定値の比較では、誤差はほとんどなかった。洪水時など波しぶき等の影響を受けにくい点も特徴といえる。
ちなみに「ワイヤレスジャパン2015」の日本電業工作のブースでは、現在開発中の「画像鮮明カメラ無線監視システム」のデモ展示も行われていた。画像鮮明化処理基盤を一体化させたカメラと長距離無線LANを融合したシステムで、通常は録画映像から画像処理を行うところを、カメラ本体でリアルタイムに鮮明化処理を行う。伝送用に圧縮する前の高画質な画像に処理を加えるため、拡大した場合も一定の解像度を確保した映像となる。また、撮影し、鮮明化した映像は無線LAN経由で伝送することも可能だ。
防犯用途から災害監視まで、さざまな用途に活用されることが見込まれており、監視カメラの可能性を広げる技術の1つといえる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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