【ケーブルコンベンション2015】「日々戦いだけど、子供には頑張る姿を見せたい」……久保純子
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「ケーブル・アワード2015ベストプロモーション大賞」では今年、日本ユネスコ協会連盟世界寺子屋運動広報特使でもある久保氏を「ケーブル・アワード2015アンバサダー」迎えた。久保氏は、全部門の“こども・教育”をテーマとした作品から、上田ケーブルビジョンの「手作り童話『おはなしランド』」を特別賞に選定。10日の贈賞式の後、メディアの取材に応じた。
最初の海外生活については「苦難の1年でした」とコメント。次第にが外国語が理解できるようになる過程で「言葉の楽しさ」に目覚めていった。そしてそれが、現在の「言葉・子ども・教育」をライフワークにするきっかけになったという。両親は子どもであった本人に、好きなことを好きなようにやらせてくれたという。「共働きということもあったのだろう。シッターや祖父母に預けられて、のんびりとした環境で育った。母親がそばにいないことを寂しいと感じるときもあったが、働いている母親が輝いて見えるのがかっこよかった。そして帰ってきたときにハグしてくれる、そんな濃密な時間が心に残っている」。現在の久保も仕事をしながら子育てしている。「私も頑張る姿を子どもに見せたい。日々戦いだけど、そんな状況を楽しみたい」と語る。
日英米での生活経験のある本人は、それぞれの国での教育スタイルの違いを語る。「アメリカで先年、子どもを学校に通わせた。『自由』の認識がすごく新鮮だった。たとえば何かについて調べるとき、ある生徒はネットで調べ、ある生徒は親に聞く、というように決められた空間の中で自由がある。日本やイギリスは、先生や教科書からの一方通行。教室で隣にいつも同じ子が座っている安心感はある(笑)」。
子どもには幸せな体験をしてほしい、と久保氏。「言葉がそのための力になるなら、私はその手伝いをしたい。地道に、奇をてらうこと無く活動していきたい」と、今後も“子どもと言葉”が生活の柱になっていくと語った。
《高木啓》
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