【Interop 2015 Vol.14】新規格のIEEE802.11ac Wave2に対応……シスコの4×4MIMO次世代アクセスポイント
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Cisco Aironet 1850シリーズは、ミッションクリティカル/エンタープライズ対応として、IEEE802.11ac Wave2に対応しているが、その特徴はMulti-User MIMO(MU-MIMO)である点、80+80MHHz(合計1160MHz)という幅広い帯域による高スループット、4×4のMIMO(5GHz)に対応する点が挙げられる。
UTPカテゴリ5eケーブルを利用し、従来のWave1と比べて規格値3.5Gbps(80%の向上)、さらにmGig(Multi-Gigabit Ethernet)/N-BASE-Tならば、ケーブル長さ100mで、最大5Gbpsの接続を実現。既存ケーブルを利用し、コストを抑えながら11acを導入できる点がポイントだ。さらに1850シリーズには、GbEポート×2とUSBポートが付いており、リンクアグリゲーションも可能になる。
また西武球場や楽天球場などで導入されているスタジアム専用無線アクセスポイント「Cisco Aironet 3700P」やスタジアム専用デュアルバンド専用アンテナのほか、Aironet 3700/3600にアドオンして利用する高精度WiFiクライアント位置情報ソリューション「Cisco Hyperlocationモジュール」も展示されていた。
これも今回のInteropで初めてお披露目されたものだ。アクセスポイントの周囲に32個の素子が配置されたアンテナを備えた構造で、位置情報の精度が±1mと従来よりも優れている点が特徴だ(従来は5m~10mぐらいの精度だった)。
WiFiを利用してクライアントの位置情報を正確に把握するソリューションは、ビーコンよりも幅広い範囲で計測ができる点がメリットだ(本製品はビーコンもサポートしているが、こちらは資産管理などに利用する)。店舗へのチックインなど、O2Oでのマーケティング分野などで応用が利きそうだ。
このほかに無線関連として、802.11ac Wave1対応の屋外用無線アクセスポイント「AP1572シリーズ」も、耐環境性に優れた新製品として紹介されていた。
《井上猛雄》
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