【Interop 2015 Vol.31】「IoTが定着しなければ、世の中は良くならない」……ぷらっとホーム・鈴木社長
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「Plat’Data Processing」は、センサーなどさまざまなIoTデバイスとIoTアプリケーションの間を取り持つソフトウェアだ。センサーから出されたIoTデータの送受信を行うソフトウェア「PD Emitter」と、その「PD Emitter」から受け取った大量なデータをセキュリティ面に配慮し安定的に処理する「PD Exchange」、そしてそれらに付随するIoTアプリケーションから構成されている。
「PD Emitter」はオープンソース・ソフトウェアで、すでにダウンロードが可能だ。Amazon Kinesis/Redshiftなどクラウドサービスにも対応している。一方の「PD Exchange」は、例えばセンサーから温度と湿度のデータが同時に送られた際に、それぞれのデータを別のアプリケーションに配信することなどもできるという。開発目的(非商用)であれば、期間は問わず利用は無料で、正規に利用する段階でライセンス料が発生する(100万円/プロセッサ※物理CPU単位)。
これまで同社はIoTの分野では、ハードウェアのみの展開だったが、この製品のリリースによって、IoTサービスの川上から川下までカバーが可能になった。
今回取材に応じてくれた同社の代表取締役社長を務める鈴木友康氏は同製品について、「構想は2005年頃から。完全に弊社独自のシステムで、他社はやっていない。IoTだからこそ、とにかくオープンにしたかった。これが広がれば、IoTを通じて異業種の企業どうしがさまざまなことができるようになる」と期待を寄せる。
また、「PD Emitter」のオープンソース化や「PD Exchange」の開発用途における無料化についても、「納得行くまで使って、それから使ってもらえればいいと考えている。IoTが定着しなければ、世の中が良くならない。だから、囲い込みも絶対にやらない」と断言。すでに、製造業界やヘルスケア業界などと話を進めており、「今年度中には、100社に導入してもらいたい」(鈴木氏)としている。
《RBB TODAY》
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