監視カメラが色で異常を検知……通知&対処法を表示させる生産ライン監視ソリューション | RBB TODAY

監視カメラが色で異常を検知……通知&対処法を表示させる生産ライン監視ソリューション

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パトライトのブース内で展示されていたカシオの「picalico」技術(撮影:編集部)
パトライトのブース内で展示されていたカシオの「picalico」技術(撮影:編集部) 全 6 枚
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 「日本ものづくりワールド2015」(東京ビッグサイトで26日まで開催)内の「第26回 設計・製造ソリューション展」にて、カシオ計算機(カシオ)はパトライトのブースで、パトライト製のLED表示灯とカシオの光で情報を伝える技術「picalico」を組み合わせ、生産ラインなどの監視を想定したソリューションのデモ展示を行った。

 「picalico」は、色の変化(赤・緑・青)によって情報を伝達する技術で、光の受信には、監視カメラやスマートフォン&タブレットのカメラを用いる。

 今回のデモ展示では、生産ライン全体を把握する監視カメラシステムという想定のもと、ラインの稼働状況を可視化。システムとしては、生産ラインを構成する各機械にLED表示灯を設置し、そこから発せられる光を「picalico」で認識させ、稼働状況をモニタリングする。

 例えば、緑が「正常」、赤が「温度異常」、青が「停止中」という設定ならば、LEDの色に応じて、監視カメラシステムのモニターには、その状態がリアルタイムで表示される。異常が検知された場合には、通知や対処法をまとめた画面、動画なども表示可能。

 監視カメラとLED表示灯を使ったライン監視の場合、目視だけでは確認しにくい部分もあったが、本技術を組み合わせることで、さらに便利で効率的に運用できるシステムとなっている。

 また、スマホやタブレットにも「picalico」は対応しており、故障やトラブルが発生した機械の様子を見に行った際など、スマホなどのカメラを機械に設置されたLED表示灯に向ければ、異常か所を素早く見つけることが可能。画面に表示された、各種警告表示などをタッチすれば、対象法を指示するテキストや、対処手順をまとめた動画を見ることも可能だ。

 現在、スマートフォン向けの「picalicoサービス」、コンピューター&監視カメラ向け「picalicoライセンス」が導入検討用ツールが無料で提供されいる。

《防犯システム取材班/小菅篤》

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