夏の親子の過ごし方、進む“海離れ”と加速するインドア志向“避暑こもり”
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この調査は、25歳から54歳で子供を持つ男女(計900人)を対象に、「海水浴」「梅雨」に基づく質問で、インターネット上にて実施された。調査期間は6月5日から6月7日。梅雨の季節はレジャー意欲が減退し。家でゆっくりしたいという意見が多く、加えて、外に出たい気持ちはあっても親子で家の中でゆっくりしたいという、“避暑こもり”の家族が増えていることも明らかになった。
「夏の休日に家族と行きたいレジャー」では、夏の定番レジャーである「海水浴」が7位という結果に終わり、一番回答が多かった「遊園地」は「海水浴」よりも約15%も高い結果となった。「花火」や「プール」など夏の定番レジャーの根強い人気はもちろんあるものの、アクティブ過ぎず年中楽しめるレジャーである、「遊園地」や「ショッピングモール」、「バーベキュー」などが主流になりはじめているようだ。最近は、「海離れ」という問題も起きており、主な原因としては、安全性のために臨海学校などの授業がなくなり、海に幼少期から触れる機会がなくなったことや、潮のべたつきや砂が嫌われていることなどがあげられている。
「夏休みの休日の過ごし方」では、実際の「過ごし方」と「やりたい過ごし方」には差があることがわかる。夏休みは子供と外で過ごしたいと約70%回答しているにも関わらず、結局は家の中で子供と一緒に過ごしたとの回答が約60%となっている。これは、「最近の猛暑の影響が色濃く出ており、外へ出たい気持ちがありつつも、熱射病の恐れもあるため、結局は涼しい家にこもっていたいという気持ちが表れている」と分析されている。
「子供と家でしたいこと」の1位は、テレビを一緒に観ることとなった。子供と一緒に観たことがある番組、観たい番組はともに1位が「最新のアニメ」で、2位が「昔、自分が観ていたアニメ」となっている。この状況については、「古いアニメは視聴者に『夢や希望』を与え、心が温まる作品が非常に多く、現代の子供たちにもこの古きアニメの素晴らしさをゆっくりと伝えるのも、時間がある夏休みだからこそかもしれない」、とされている。
「各季節で、家で過ごしたいか、レジャーに出かけたいか」では、一年を通し、一番レジャー欲が下がるのは「梅雨」で、70%以上がインドア志向になることがわかった。また、真冬も「外は寒いから、できれば家でゆっくりしたい」という意見が非常に多く、レジャー欲は34%となっている。真冬に関しては、「スキーや雪合戦など期間限定のレジャーがあるため、寒くても外に出たい、子供を遊ばせてあげたい」との回答もあり、梅雨よりもレジャー欲が勝ったと見受けられる。
全調査を通しては、「季節や時期、働き方の変化によって理想の親子の過ごし方が『アウトドア』から『インドア』に移行してきていることがわかり、家での過ごし方は親子で『テレビを観ること』が平日も休日も1位となった」とまとめられている。
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