認知度No.1は、還暦を迎えた「明石家さんま」……イード調べ | RBB TODAY

認知度No.1は、還暦を迎えた「明石家さんま」……イード調べ

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 イードが実施した男性タレント20名のイメージ調査によると、好意度No.1は福山雅治で、男女問わず好かれていた。女性の好きな男性タレントには男前な人が多いものの、必ずしもそうとは限らないこともわかった。

 イードのリサーチ事業本部では、20代以上の650名を対象に、有名男性タレント20名(同社選び)に対するイメージ調査を行ない、調査結果を1日に「U-Site」で公開した。調査手法はインターネットアンケート、調査期間は5月14~19日。調査対象は20代/30代/40代/50代/60代以上で、性年代で均等割り付けした。

●認知度No.1、好感度No.1

 どれだけ多くの人に知られているか、認知度の1位は、7月1日に還暦を迎えた明石家さんま、続いて福山雅治、木村拓哉だった。調査では、特定の写真のイメージに引っ張られないよう、写真は提示せず、名前だけを提示した。さんまと福山は、年代や性別に関わらず認知度が高く、全ての年代で90%以上が知っていた。イードのリサーチ事業本部の担当者は「男女別で見ると、女性はタレントの名前を覚えることが得意なのかもしれない」と指摘する。すべての男性タレントについて、男性よりも女性のほうが認知度が高い。

 好きな男性タレント、1位は福山、2位は堤真一、3位は阿部寛となった。男女別に見ると、1位の福山と3位の阿部は、男女問わず人気が高い。一方、2位の堤は女性人気が高く、堤が好きだと答えた女性が23.9%いたのに対し、男性は11.0%だった。堤のイメージを男女別に見ると、女性は男性より「頼れる」「面白い」「楽しい」といったイメージを持っている。「女性は堤のこういった一面も知っており、それが好意に結びついているのかもしれない」(イード担当者)。

●女性にしかわからない色気がある?

 今回イードでは、ランキングの算出のほかに、コレスポンデンス分析を行ない、イメージマップを作成した。マップでは、似ているものは近くに、異質なものは遠くにプロットされ、数字だけではわかりづらいカテゴリー間の類似性や相関性を、視覚的にとらえることができる。類似性の高い項目が、原点から同じ方向にプロットされる。

 イメージマップを見ると、女性の「好き」な男性タレントは、「男前/セクシー」なタレントに傾いている。前述の『女性の好意度ランキング』も、上位に堤、福山、阿部らが並ぶ。一方、大泉洋と阿部サダヲは「男前/セクシー」ラインではないが、女性の好意度ランキングがそれぞれ6位・8位だ。

 セクシー度1位は西島秀俊、続いて福山、竹野内豊だった。大人の色気をもつ40代以上のタレントが上位3位になった。そんな中、5位にランクインしたのが、30代前半の綾野剛だ。綾野の評価は男女差が大きいという特徴があり、綾野をセクシーだと感じる女性が16.2%いたのに対し、男性は4.0%だった。

 イードによると、男性タレントの評価構造では、「個性的」であることと「セクシー」であることは、どちらかというと相反するイメージとして捉えられている。しかし、綾野に対して女性は、「個性的」かつ「セクシー」という印象をもつ。綾野は、王道の男前路線とは少し異なる独自の魅力をもっているようだ、とイード担当者。「綾野の評価における『個性的』とは、捉えどころのなさ・分かりづらさといった、一種の“危うさ”を指しているのかもしれない。こういった危うさに女性は惹かれて、それが『セクシー』という評価に結びついている可能性がある」。

●新米教師かベテラン刑事か

 同じタレントで、世代によってイメージが異なっている人がいた。櫻井翔は、20代からは「かっこいい」という印象を持たれており、櫻井より同年代以上の30代以上からは、「素直な」「癒しを感じる」存在として見られている。竹野内は、20代からは「知的」「品のある」といった印象を持たれているが、年代が上になるにつれ「セクシー」「男前」といった印象が強くなっていく。水谷豊のイメージも世代ごとに異なる。20~30代は「風格のある」といったイメージをもつ一方、年代が上がるにつれ「面倒見のよい」印象に近寄っていく。

 調査にあたったイードのリサーチ事業本部担当者は「竹野内は、セクシーで男前な役を演じることが多かった90年代のドラマと、幅広い役柄を演じる最近の出演作、どちらの印象を強く残しているかで、イメージが変わるのかもしれない。水谷は、『相棒』のクールなベテラン刑事と『熱中時代』の型破りな教師、どちらの印象を強く持っているかで、イメージが違うのかもしれない」と説明する。

 一方、世代を超えてイメージが固まっていた人もいる。相葉雅紀は「天然な」、竹中直人は「個性的」、渡辺謙は「渋い」というイメージが固まっていた。

《高木啓》

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