小学生の防犯ブザー所持率、登下校時は6割も帰宅後は1~2割に……ALSOK調べ
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調査によると、母親の89.2%が子どもの普段の生活について何らかの不安を感じており、主な理由として「道路への飛び出しなどによる事故」、「子供同士のいじめ」、「不審者に危害を加えられる」などを挙げていた。
不安を軽減するために子どもとしている約束で最も多かったのは「知らない人についていかない」の80.7%だった。また、「自由に使える時間が増える」、「行動範囲が広がる」などが原因で、夏休みになると子どもへの危険が増すと感じている母親は85.8%にのぼった。
94.8%の母親が子どもの居場所を把握する必要性を感じながら、17.2%の母親が子どもの居場所を把握できていないと回答。40.4%の母親が居場所を把握するための対策が足りていないと感じている。子どもの安全を守るために取りたい対策は「防犯ブザーの活用」が50.0%、「GPSを使った所在地の確認」が45.4%だった。
登下校時に防犯ブザーを持ち歩いている子どもは62.6%だったが、帰宅後や休日にも持ち歩く子どもは1~2割に激減。最も所持率の高かった「放課後、近所の公園や友達の家に遊びに行くとき」でも16.0%にとどまった。
インターネットの利用状況に関しては、約半数が子どもにスマートフォンもパソコンも使わせていないとことが分かった。SNSやトークアプリを使わせている家庭は1割程度だったが、そのうち3人に1人は子どもの連絡相手を把握できていなかった。なお、子どもに危険を回避するための教育をしてもらいたい人物には、6割の母親が“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏を挙げている。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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