「弥生会計」がクラウド化を発表……年内には証憑のOCR読み込みにも対応 2ページ目 | RBB TODAY

「弥生会計」がクラウド化を発表……年内には証憑のOCR読み込みにも対応

ブロードバンド その他
代表取締役の岡本浩一郎氏
代表取締役の岡本浩一郎氏 全 9 枚
拡大写真
■領収書の情報をスキャン取り込み

 こうしたクラウド連携の新たな形として、「弥生会計オンライン」では、同社の会計ソフト「弥生会計」の機能をオンラインで提供していく。既存の会計ソフトの利用ユーザーにプラスアルファの利便性を提案するとともに、会計ソフトを利用したことのないユーザーに対して、より手軽なアプリとして提供するのが狙いだ。

 その基本機能の一つが「スマート取引取込」だ。これは、「やよいの青色申告 オンライン」などでも利用されており、銀行取引やクレジット決済などの外部データを自動仕訳するもの。現状はCSVファイル形式となっている法人銀行口座からの取り込みを、2015年10月には自動化するほか、「まとめ仕訳」にも対応。交通費など1日に複数発生する取引が一まとめに表示されるため、他の重要度の高い情報が見えやすくなるという。

「そして、2015年12月に、スマート取引取込はOCR処理に対応します。これは我々にとって長年の夢でしたが、2016年1月1日の電子帳簿保存法の緩和によってようやく実現しました。もちろん、法改正の保存要件にも対応しています」

 これによって、ユーザーは領収書や請求書といった証憑を元に、取引データを手入力する手間から解放されることになる。スキャナーやスマートデバイスで読み込むだけで、取引データを自動で生成。それが、仕訳データに自動で変換され、証憑は電子化された上で保存される。

 その他では登録情報を元にした帳簿の自動作成にも対応。2015年10月には決算書の自動作成に対応する予定で、会計事務所とのデータ連携も可能とした。クラウドなので、WindowsやMacといった環境を問わないメリットもある。
  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 続きを読む

《丸田》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース