ネット・IT領域で新規事業コンテスト……車販売のガリバーがアイデア募集・支援 | RBB TODAY

ネット・IT領域で新規事業コンテスト……車販売のガリバーがアイデア募集・支援

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クルマとの双方向コミュニケーションアプリ「Drive+」
クルマとの双方向コミュニケーションアプリ「Drive+」 全 2 枚
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 中古車売買のガリバーインターナショナルは、ガリバーの持つ様々なアセットを起業家に開放し、新しいクルマ社会の実現に向けたビジネスを共に創造していく共創型新規事業開発プログラム「Gulliver accelerator」(ガリバー・アクセラレーター)を、8日より開始した。

 「Gulliver accelerator」ではまず、起業家を対象にして、新サービスや新規事業に関する事業プランを募集し、コンテストを開催する。コンテストを通過したプランに対して、ガリバーの持つアセット(情報や人材など)の提供や、必要に応じて投資を行ない、新たな事業開発を具体的に実施していく。「アクセラレーター」とは何かを加速する装置、人、という意味。

 ガリバーは、2018年3月期までにクルマ業界におけるネット・IT領域で、総額100億円の投資を計画している。その中長期計画の一環として「Gulliver accelerator」を開始した。クルマ業界はコネクテッドカーの開発や、IT企業の参入など、大きな変革期を迎えている。ガリバーはすでに、クルマのライフスタイル店舗「HUNT」、クルマとの双方向コミュニケーションアプリ「Drive+」など、既存の中古車業界にない新規事業も開拓してきた。「Gulliver accelerator」を通じて、新たなイノベーションを意図する。

 Gulliver acceleratorでガリバーが提供する様々なアセットは、年間21万台の車両流通情報、470店以上のリアル店舗チャネル、サービスプラットフォームなどがある。陸送や整備のネットワーク情報、HUNT、Drive+など新業態や保有ツールに関する情報、中古車の値付けや査定に関するノウハウも必要に応じて提供される。事業開発プログラム期間中のサポートとして、定期ミーティングの開催、出資や事業提携などを予定している。コンテストの賞金は100万円、事業投資は最大2億円だ。

 コンテストは、8月3日までがプラン募集期間。書類選考の通過チームは8月29日のビジネスプランコンテストに参加し、ここで事業開発プログラムへの参加チームが選抜される。選抜されたチームはアセットの提供やメンターのサポートを受けながら、具体的に事業開発を実施、12月にその成果を発表する。書類選考の通過は約10チーム、事業開発プログラムへの参加は3~5社を予定している。応募はガリバーのウェブサイトから。

《高木啓》

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