この映像では、大量の火薬による大爆発、その中を命懸けで駆け抜けるキャスト陣、ド迫力のスクールバス大破壊、主演のアーノルド・シュワルツェネッガーが得意とするアクションはもちろん葉巻をくわえておどける姿も、きっちりと収められている。また、冷酷無比な敵役「T-1000」を演じるイ・ビョンホンの意外な満面の笑みのオフショットや、クランクアップの際の感無量のアーノルドの様子までも収録されており、伝説的作品の撮影舞台裏に迫るファン必見の映像となっている。
今作の撮影開始に先立っては、キャストたちは数週間に渡ってトレーニングを敢行。実際の撮影では、スタント、格闘、激しいワイヤーワーク、武器の扱いなど多くのことを要求され、撮影は2014年4月から8月中旬の期間、ほぼ毎日行われた。サラ・コナー役に抜擢されたエミリア・クラークは、「とにかく超大作!スクリーンの上では3分間しかない場面の撮影に2週間もかけるほど。たった1分のディテールさえ徹底的に考え抜かれているし、見事に映像化されている。何もかもすごい!」と語っている。
プロデューサーのデヴィッド・エリソンは、「『ターミネーター』シリーズの中で、最もスケールの大きいものだ。これまでのどの作品よりも大規模なアクションシーンがいくつもある。観客は、これまでに誰も成し遂げたことのない、完璧に描き込まれた『ターミネーター』の未来戦争の全貌を初めて目撃するだろう」と自信と意気込みを見せる。
12年ぶりの「ターミネーター」の撮影に臨んだアーノイルドは、「素晴らしかった。皆、撮影に集中していた。とても優秀なスタントチームが、ファイトシーンを綿密に計画してくれた。やはり重要なのは、役に入り込むこと、アクションに没入することだ」と述べている。12年ぶりということについても、「全然時間が経っていないような気がする。自転車に乗るのと同じで、すぐに勘が戻る。いとも簡単に役に入り込めた。何を目指して撮影しているのか、最終的にどんな作品になるか、きっちりわかっていたからね」と貫禄のコメントを出している。
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は、7月10日から日本全国で公開される。