【オフィスセキュリティEXPO #07】データ量を削減しても高解像度を維持できる映像監視ソリューション
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
昨今の監視カメラ市場をみると、4Kカメラに代表されるように高解像化が進み、メガピクセル以上の解像度を誇る監視カメラがトレンドとなっている。
しかし、高解像度化に伴い、通信時にネットワークへ負担をかけたり、保存する際のストレージコストの増大が課題として指摘されいた。そうした課題を解決する方法の1つとして、同社が提案するのが映像統合管理ソリューション「VisionNet」となる。
「VisionNet」自体は、複数の拠点にある監視カメラを、本社などで一元管理するソリューションで、カメラは最大32,000台、レコーダーは最大2,000台までまとめることが可能。そのソリューションに搭載されている「超解像処理技術」こそが、保存・通信時にはデータ量を削減し、再生時には高解像度で見られる技術となる。
技術の詳細な仕組みに関しては非公開だったが、イメージとしては、保存・通信時には、独自技術で圧縮をかけてデータ量を削減し、再生時には、独自技術で解凍して圧縮された映像を高解像度のものに復元するというもの。保存・通信時は、704×480相当のデータ容量で、再生時には1280×720相当で見られるという。現在は、より高画質で復元できる技術も開発・研究中とのこと。
本ソリューションは、複数拠点で映像監視を行っている事業者や、監視カメラ映像の長期保存が必要となる食品工場などでの導入に最適なソリューションとなるだろう。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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