【Maker Faire Tokyo】テルミンのように指先と手の動きで演奏する創作楽器
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Vocaleaperは、手の動きを検知する空中ジェスチャデバイス「Leapmotion」を使って、テルミンのように指先と手の動きで歌い上げるバーチャルシンガーだ。
音源には「学研大人の科学/ポケット・ミクNSX-39」を利用し、アルファベットが書かれた装置上に手をかざすと、その文字のLEDが光り、対応した音が出る仕組み。アルファベットの配置は、おおむねQWERTYキーに近い。また文字の選択を示すLEDの制御には「Arduino MEGA 2560」を使用しているという。
両手を使って音のパラメータを組みせることで、必要な音声を出せる。手の開き具合で音量を変え、手の高さで連続的に音の高低(ピッチベンド)を表現できる。
たとえば「ど」を発音するには、「D」と「O」の文字の上に手をかざす。このとき母音の「O」の上にある右手を開くと「ど」の音が発せられる。また、子音側の左手の開き具合でビブラートも可能だ。最初は操作もけっこう難しいようだが、慣れてくれば日本語でうまく歌えるようになるそうだ。
もう1つ、子どもたちに大人気だった創作楽器が、何でも楽器にしてしまうウェアラブルデバイス総合研究所の「WDMD01」だ。基板上に音階に対応する7つの端子がついており、そこにコードをつなげて、電気を通すモノ(水分を含む藻に)に挿すだけで、楽器に早変わりする。
たとえば、バナナやニンジンなどの果物や野菜をつなげ、そこに人がタッチすると微弱電流が流れ、基板からBluetooth Low Energy(BLE)経由でスマートフォンのBLE MIDI対応アプリケーション(GavdgeBand、WDMD)を鳴らせる。
WDMD01は、基板端子に直接触れても音を出すことが可能。ネクタイの裏側にWDMD01を張り付け、端子だけを表に出してけば、ネクタイの楽器ができあがる。これを使えば、宴会などで面白い手品や余興にもなりそうだ。
《井上猛雄》
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