フレーム単位で映像を特定できる動画探索技術、NTTが開発
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
従来の映画制作や番組制作において、動画の検索は目視が中心となっていた。また映像効果や字幕追加なども考慮して判断する必要があるため、自動化が難しく作業に多大な時間とコストがかかっていた。今回開発された「高精度シーン探索技術」では、映像から抽出した特徴データを利用して、編集済映像に用いられた元の映像を、多数の類似した映像のなかから、1フレームの誤差もなく高速に特定できるという。
これまでに研究開発してきた「ロバストメディア探索」(RMS)技術を拡張し、識別性を保持しつつ輝度変動に対応する技術を新開発。また、抽出レベルが異なる特徴データを生成し、探索範囲を絞り込むことで、省メモリ化と検索の高速化を実現した。また映像の種類・画質に関係なくフレーム位置を検出できるフレーム検出方法も新開発した。
2013年7月からPIX社と共同で本技術のフィールド検証を行い、映像検索における検出精度および検索速度について、実用的なレベルとの評価結果を得たとのこと。今後は本技術を利用したビジネストライアルを、NTTデータが実施していく予定。
《冨岡晶》
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