野村萬斎が「ガンバ」の悪役に!最強の敵「ノロイ」の恐怖再び
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過去のアニメ『ガンバの冒険』では、罠を張り巡らしネズミを次々と殺していく残忍かつ冷酷な性格で、ガンバたちはもちろんそれを観ていた視聴者も絶望の淵に叩き落とし、当時の少年少女たちのトラウマになったと言われるイタチノリーダー・ノロイ。「ガンバ」と言えば「ノロイ」が連想されるほど、今でも強烈なインパクトを残している。
そんなノロイを演じるのは稀代の名優・野村萬斎。狂言はもちろん映画やテレビドラマでも活躍し、NHK・Eテレの子供向け番組『にほんごであそぼ』ではレギュラー出演するなど子供にも人気のある野村萬斎が、本人も昔からやってみたかったという悪役に初挑戦する。アフレコに挑戦するのは宮崎駿監督『風立ちぬ』カプローニ役に続いて2作目。
新たに生まれ変わった『GAMBA ガンバと仲間たち』でも、ノロイらしさと言える恐怖は健在。アニメ『ガンバの冒険』と比べるとより原作に近い中性的な性格になりつつも、威厳と畏怖に満ち溢れた存在感は絶大で、ガンバたちに立ちはだかる最強の敵にふさわしいキャラクターとなっている。そのキャラクターはまさに野村萬斎の声にぴったりと合致し、観る者に恐怖と強烈なインパクトを与える。
野村萬斎は「ノロイは非常に重要な役どころで、しかも悪役。昔から悪役をやってみたかったという事もあり、本当に楽しく演じさせて頂きました。ノロイは、怖さと魅惑的なところを兼ね備えた、カリスマ性のあるキャラクターで、最初に浮かんだイメージは、“ガッチャマン”と敵対するベルク・カッツェでした。ノロイの個性をうまく表現するために、ずっと気張っているだけでは怖くないので、少し女性的なふんわりした面を見せながら、突然スパッと切り込むような、振れ幅の大きさを表現したいと思っていました」と、演じる上で意識したことを語る。
また、「最初は自分のキャラクターを出す事に専念していましたが、終わる頃にはすっかりノロイになってしまったと思います。大激闘した時には、リアクションなど、本当に格闘しているような感じで、全身を使ってアフレコさせて頂きました。アフレコって、大変だなと思いました(笑)。ネズミたちの友情、家族愛がもちろん基本にはありながら、皆で力を合わせて戦う、息もつかせぬ展開になっております。どんでん返しに、僕も完全に引き込まれて魅入ってしまいました。老若男女楽しめる映画になっており、私も子供達と一緒に観たいと思っています。是非ご家族で観て頂きたいと思います」と、アフレコを終えた感想を述べた。
今回はノロイをメインにしたポスターも作成。ガンバたちの前に立ちはだかる圧倒的な恐怖を全面に押し出したデザインとなっており、原作や過去のアニメを知らない人が見ても恐ろしさが伝わる出来となっている。
映画『GAMBA ガンバと仲間たち』は10月10日(土) 2D/3D で全国ロードショー。
《non》
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