江ノ島の海上で伝搬実験、長距離無線LANシステムを用いた運用に成功 | RBB TODAY

江ノ島の海上で伝搬実験、長距離無線LANシステムを用いた運用に成功

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海上長距離大容量伝送のイメージ。広指向性・高利得アンテナにより地震や台風などでアンテナの向きが多少ずれても通信途絶が起きにくい仕様となっている(画像はプレスリリースより)
海上長距離大容量伝送のイメージ。広指向性・高利得アンテナにより地震や台風などでアンテナの向きが多少ずれても通信途絶が起きにくい仕様となっている(画像はプレスリリースより) 全 4 枚
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 日本電業工作は18日、同社の「長距離無線LANシステムFalconWAVE4.9G-WiFiプラス」を用いて三浦市(神奈川県)から江ノ島(神奈川県藤沢市)まで海上20kmの伝搬試験を実施し、無線伝送最大伝送レート13Mbpsで映像伝送などの運用に成功したことを発表した。

 従来、海上での無線伝搬は海面反射などにより長距離伝搬が困難とされていたが、「長距離無線LANシステムFalconWAVE4.9G-WiFiプラス」は、長距離安定通信に適しているとされるMIMO伝送機能を搭載し、高利得・広指向性アンテナを活用したシステムにより海上での長距離無線通信を可能としている。

 ちなみにMIMO伝送機能は、2つの通信ルートを持つ無線機を使い、どちらかの通信ルートが障害や何らかの干渉を受けた場合も、もう一方の通信ルートを使って通信を継続できるのが特徴。

 そして、今回使用されたアンテナは、17.5cm角で19.5dbiの超小型高利得アンテナで、放射角は水平・垂直共に18度と広指向性により、アンテナの方向のズレや、海上通信の課題だったフェージング現象による悪影響を最小限に抑えることができる。

 実験では三浦市諸島磯に親機を設置し、直線距離で約20km離れた江ノ島に設置した子機との間で通信速度を約7時間計測。潮位の変動などで通信速度に影響が出るが、実効伝送レートは7Mbpsから13Mbpsの間で推移し、実用性を実証している。

 同社では離島間の連絡用回線や非常用バックアップ伝送路、海上施設との通信用途などでの運用を想定している。

《防犯システム取材班/小菅篤》

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