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【はじめての格安スマホ】使い心地はどう? TSUTAYAスマホ「TONE」をレビュー

IT・デジタル スマートフォン
5月から始まったトーンモバイルのスマートフォン「TONE」を使ってみた
5月から始まったトーンモバイルのスマートフォン「TONE」を使ってみた 全 20 枚
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 カメラ機能はリア側が800万画素、フロント側が200万画素。動画撮影は最高画質1080p対応となる。静止画撮影ではHDRやパノラマ、夜景モードなども揃えていて、標準的なスマホのカメラ機能は不足なく揃えている。

 実際に撮影してみると、HDRをオンにして撮った夏の晴れた昼間の写真はコントラストが自然に出て、色彩も落ち着いている。シャッター音がやや大きめだが、これもおそらくシニア層の使いやすさを配慮した設定なのだろう。

 音声通話は3G音声オプションを追加しない限り、基本は「050」番号のIP電話を使うことになる。3G通話対応のスマートフォンに電話をかけて通話品質をチェックしてみたところ、音声の透明度にほぼ差がなく、ストレスを感じるほどの遅延やノイズも発生しなかった。

■ファミリー向けに特化したTONEならではの機能も

 TONEでインターネット動画をスムーズに楽しみたいならWi-Fi接続のほかに、オプションとして提供されている「高速チケット」を利用すれば、3Gベースながら約3Mbpsの高速通信を使ってWi-Fi接続が得られない環境でも視聴ができる。

 全国約63,000箇所に広がる「TONE mobile Wi-Fi by エコネクト」のWi-Fiスポットサービスが利用できる「安心オプション」は、端末の故障や破損などにも備えて追加しておきたい。月間の利用料金は500円(税別)だ。

 TONEは「親子で一緒に使うスマホ」としての利便性や、楽しい機能も充実させている。無料で使えるオプションの「TONEファミリー」では、親機から子機として登録した端末について、GPS機能を活用しながら現在位置や行動履歴が把握できるサービスなどが揃う。健康管理のためのライフログや、伝言メッセージの送信機能なども使いこなせば役に立ちそうだ。なおGPSやライフログなどの機能は、親機側がTONE以外のスマホやタブレットだったり、PCからブラウザアプリで利用することも可能だ。

 アプリのインストールや利用時間など、親が子の端末に制限をかけることもできる。子どもがマーケットで見つけたアプリをインストールしたい場合、まずは親にメッセージで「おねだり」して、親が判断した上で子どもに「プレゼント」する仕組みになっている。

 ほかにもスマホの画面上に表示されるドアを“ノック”して、親機から子機に振動を伝えてかんたんなコミュニケーションが図れる「エアノック」も、ちょっと気の利いた人間味のある独自機能だ。

 大人にも便利なメニューには、TSUTAYAのスマホならではのお得な「クーポン」サービスのほかに、GPS情報を活用した「104検索」がある。

 前者はTONEを取り扱うTSUTAYAの店舗で使えるDVD/CDレンタル無料電子クーポンなどが魅力。「104検索」については、IP電話で104をダイアルすると、現在地点の近くからグルメ/美容/宿泊情報やTSUTAYAの店舗を調べられるというナビゲーション系のサービスだ。ベッコアメのAlikeとの提携によって実現されており、旅先など知らない街を歩くときのガイド代わりに重宝しそうだ。

 さらに「TONE One」は、TONEに保存した音楽や写真などのコンテンツにPCからアクセスして共有できるアプリ。PCからはブラウザ経由でOneのサービスにログインすれば、ブラウザ上で写真や動画をチェックしたり、音楽のリスニング、テキストメモを書いたりメーラーもクラウドサービスのような感覚で利用できる。

 キャリア決済システムの「TONEかんたん決済」を使えば、TSUTAYAで販売されている音楽配信コンテンツがTONEからダイレクトにダウンロードができる。今後はTONEで撮影した写真のプリントサービスにも対応する計画があるそうだ。
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《山本 敦》

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