実在の殺人犯をモデルにしたコメディ『保留荘の奴ら』、連載終了 | RBB TODAY

実在の殺人犯をモデルにしたコメディ『保留荘の奴ら』、連載終了

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 無料漫画・小説アプリ「comico」で連載していた、実在の殺人犯をモチーフにした漫画『保留荘の奴ら』が、批判を受けて連載を終了した。

 『保留荘の奴ら』は2013年10月より連載開始した、アンドレイ・チカチーロやアルバート・フィッシュ、阿部定といった実在の殺人犯をモデルにしたキャラクターたちの日常を描いたドタバタコメディ。比較的最近の事件も扱っていることもあり、「遺族が存命なのではないか」「面白おかしく扱っていい内容ではない」「犯罪者をモデルにするというのは、こんなに軽くギャグとして扱ってはならないものです」といった批判が寄せられていた。また、アドルフ・ヒトラーを思わせるキャラクターが登場する点も問題視されていた。

 今年1月には単行本も発売されるほど人気を集めた同作品だったが、やがて最新話をアップするたびにコメント欄が大炎上する事態になってしまった。批判を受けて今月29日、編集部と作者のココなし。氏は「comico」公式サイトに公式アナウンスを掲出。編集部は、作品への意見を受けて、ココなし。氏との協議の結果、同作品をいったん終了すると伝えた。

 またこれまで編集部の意向によりコメントを発表しなかったというココなし。氏だが、「沢山のご意見やお叱りの声を頂き、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪。「この作品に殺人・暴力といった犯罪行為や、差別を助長する意図はありませんが、読者さまへの配慮など、行き届かない部分があったと感じております」と語った。

 『保留荘の奴ら』は29日、最終話84話を掲載。「またいつかお会いしましょう」と結んでいる。

《原田》

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