円安を原因とする倒産企業、減少 8月
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今年に入り、一時的に1ドル125円台まで円安が進行したものの、8月は中国発の株安から金融不安が広がり、下旬になると1ドル116円台の円高となった。こうした影響から円安関連の倒産は減ったと考えられる。
8月に円安が原因で倒産したワイケイノーション(愛知県)は、各種服の裏地や肩パット、ボタン、ファスナーなどさまざまな服飾資材を手掛ける卸売会社。同業他社との競合が激化する中、円安による仕入れ価格の上昇が収益を圧迫し、破産申請に追い込まれた。
一方、メンズカジュアルウェアを販売するアップロード(大阪府)は、中国から商品を安く仕入れたはずが円安でコストが膨らみ、資金繰りが悪化して破産申請を余儀なくされている。
円安を原因とする8月の倒産企業速報、仕入れ価格の上昇などが原因に
《加藤宏之/HANJO HANJO編集部》
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