企業公式アプリ、プッシュ通知を「有効」にしている人は3割

　MMDLaboとコロプラは1日、共同で行った「企業の公式アプリ・LINE公式アカウントに関する調査」の結果を発表した。調査期間は8月21日～22日で、スマートフォンを所有する15歳以上の会社員、専業主婦（主夫）、学生の計1,580人から有効回答を得た。

　まず、Twitter・Facebook・Instagram利用者それぞれについて「企業、ブランド、ショップなどの公式アカウントをフォローしているか」を聞くと、Twitter利用者の31.7％、Facebook利用者の18.9％、Instagram利用者の8.9％が企業アカウントをフォローしていた。

　またスマートフォン所有者（N=1,580）に限定し、「LINEの公式アカウントをフォローしているか」を聞くと、「追加したことがある」61.6％、「追加したことはない」26.8％、「LINEを利用していない」11.6％となった。追加したことがあるアカウントのカテゴリは、全体では「ファッション」42.2％が最多だったが、学生では「アーティスト」43.4％が最多だった。

　これらのLINE公式アカウント利用者（N=973）を対象に、「割引クーポン」について聞いたところ「利用したことがある」と回答した人は38.2％。「クーポン目的で公式アカウントを追加したことがある」としたのは、48.2％だった。

　次に、スマートフォンを所有する1,580人を対象に「飲食店や小売店などの公式アプリ」について聞くと、76.1％が公式アプリのダウンロードがあった。公式アプリダウンロード経験者（N=1,203）に具体的なサービス名を聞いたところ、「マクドナルド」75.1％、「ユニクロ」35.3％、「G.U.」27.4％がトップ3だった。

　一方で、公式アプリダウンロード経験者（N=1,203）に「プッシュ通知」について聞いたところ、「現在有効にしている」と回答したのは30.8％に留まった。プッシュ通知有効経験者（N=725）を対象に「プッシュ通知がきっかけで商品の購入をしたことがあるか」を聞いたところ、24.0％が「購入したことがある」と回答している。