『PURESPA』を簡単に説明すると「空気で膨らませるお風呂」なのだが、よくあるビニールプールとはまったく異なる。実にしっかりしていて、風呂の縁に大人が座っても少しへこむ程度だった。そのヒミツは内部構造。外から見ると単なるビニール製のプールのように見えるが、内部には無数のファイバーが張り巡らされており、どの方向から圧力をかけても形状はほとんど変化しない。
『PURESPA』の優れた点は強度だけではない。付属するヒーターユニットで水温の管理やバブルの量を設定できるのだが、このユニットは空気ポンプの役割りも果たす。そのため、電源を入れるだけで勝手に空気を入れて膨らませ、反対に収納するときは掃除機のように空気を吸い出し、片付けやすいサイズにたたまれる。使用者はスイッチを入れるだけというワケ。
現在こちらの商品は本国アメリカでも大人気で、生産が追いつかないそうだ。スタッフによると、準備が整い次第国内でも発売を再開する。
オンダのブース内では、この他にINTEXの主力商品『エアーベッド』も展示。こちらも『PURESPA』と原理は同じで、従来の風船のようなエアーベッドとはひと味違う。寝転がってみるとほどよい硬さがあり、とても空気とは思えなかった。もちろん、空気の出し入れは自動。電源を入れて3分ほど待つと、勝手にベッドができあがる仕組みだ。
価格はシングルサイズが12800円、ダブルサイズが14800円とリーズナブルなこともあり、狭い部屋で暮らす人にもウケている。また、空気を抜くと持ち運べるくらいのサイズになるため、夜だけ展開したり、急な来客用のエキストラベッドとしてに購入する人も多いそうだ。