ICタグ技術で安全な食を! 偽造品を見抜く真贋判定用UHFラベル……凸版印刷
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
凸版印刷の真贋判定用UHFラベルは、紙をベースにしたICタグで、酒ビンのフタ部分などに装着することを想定した製品。無理に剥がそうとしたり、フタを開けようとすると紙が破れるため(開封検知)、製品に何らかの手が加えられれば、ひと目で分かる。
また、ICタグが付いていることで、メーカーから物流業者、店頭へと流通する過程で、その都度、検品作業をきちんと行えば、「いつ」「どこに」「どのような状況で届いたのか」といったことを可視化したり、クラウドにそれらのデータを集約し、SNSなどで広く拡散することで製品の価値を高めることが可能だ。
さらに、検知範囲が広いUHF帯のICタグなので、検品作業の効率化も実現する。今後、真贋判定用UHFラベルのような偽造品対策が浸透していけば、レストランや酒店、ネットショップなどでお酒を提供・販売する際に、こうしたラベルが付いていることが正規品である証になり、相対的にお店の信頼度を上げることができる。消費者側もこのラベルを正規品かどうかの目安にできるだろう。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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