【ツーリズムEXPOジャパン】ドコモ、5カ国語対応「てがき翻訳」を12月に提供
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「てがき翻訳」は、Android 4.3以上のスマホやタブレットにインストールして使うことができるモバイルアプリ。アプリを起動して、指先やスタイラスペンなどで短い文章を書くと、数秒置いて他言語翻訳ができる。
手書き言語認識のエンジンはサードパーティー製で、ドコモは自動翻訳用のデータベースサーバーを構築している。今のところ対応している言語は、日本語/英語/中国語/韓国語/フランス語。12月をめどに商品化を計画する。iOS版も開発中だという。
コンシューマー向けには提供が始まっている「はなして翻訳」のビジネス版である「はなして翻訳for Biz」も試作開発中だ。コンシューマ向けアプリは会話を交わすユーザーどうしが左右に並んで話す音声を認識しながら自動翻訳をするイメージだが、ビジネス版はより接客向けの対面インターフェース仕様となっている。業界ごとに頻出する専門用語を学習させてカスタマイズ提供できるところも大きな違いだ。会場ではトライアル版のデモを行っていたが、商品として提供されるタイミングは2016年2月頃になりそうだ。
インバウンド向けの公衆Wi-Fiは「docomo Wi-Fi for visitor」を紹介。国内最大規模となる約15万箇所のアクセススポットに、英・中・韓対応のコールセンター設置を特徴としてうたう。また高精度な暗号化技術によるセキュリティ性能の高さもアピール。ドコモからBtoB向けの有償商品として提供し、採用する企業が訪日外国人顧客に向けた付加価値サービスとして提供していくイメージを想定している。
《山本 敦》
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