女性だけでなく男性もターゲットに……チェキの新モデル「instax mini 70」発表
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発表会では、富士フイルムの取締役執行役員イメージング事業部長・宮崎剛氏、イメージング事業部統括マネージャー・種田進氏が登壇し、事業戦略や同製品と新プロモーションについて説明を行った。
■「コミュニケーションに役立つ」という付加価値
デジタルで写真を残すことが主流となった今、なぜチェキなのかという点について宮崎氏は「スマホなどで手軽に撮影できるようになったからこそ、ユーザーの写真に対する意識、特に写真画像やプリントへの意識が変化している」と述べた。
「チェキは独特の画像を得られ、撮ったその場でリアルなプリントを即シェアできることからコミュニケーションをとるのに向いた製品。そのため、10代~30代の女性からの支持を得ており、通常プリントの需要が減少傾向にある一方、付加価値商材は伸びを見せている。そのようなニーズに合った商品サービスを提供していきたい」(宮崎氏)
チェキシリーズは、韓国ドラマが火付け役となり、2014年まではアジア地域での販売が全体の売上の過半数を占めていた。2015年第一四半期では欧米でのシェアも伸び、販売数全体の40%を占めるという。
■女性だけでなく男性にも。自撮り機能を強化
続けて種田氏は、「instax mini 70」の特性について「これまでパーティなどの特別な場所で使っていたチェキを、日常使いしやすいシンプルなデザインに。また、暗くなりがちな室内の背景も含めてきれいに撮れる『背景きれいフラッシュ』機能を新たに搭載。ユーザー調査で不満として上げられていた部分を払拭した」と説明した。
また同製品は、これまでの主なターゲット層であった若い女性だけでなく、20~30代の男性もターゲットを広げたものであるとし、「シンプルなデザインを引き立てる3つのカラーバリエーションは、男性にも受け入れてもらえるはず」と意気込みを述べた。
また、以前から搭載していた「セルフショットミラー」に加え、新たに「セルフィーモード」機能も搭載。より自撮りの楽しみを広げられるようになった。なお、発表会では、新CMに起用された俳優の東出昌大も登場し、トークセッションが行われた。
サイズは113.7×99.2×53.2mmで重量は281g(電池、ストラップ、フィルム別)。使用フィルムは「富士フイルム インスタントカラーフィルム instax mini」。リチウム電池CR2×2本で駆動し、約40パックまで撮影可能。
撮影範囲は電動3点切り替え式でマクロ0.3m~0.6m、標準0.6m~3m、遠景モード3m~∞。フラッシュ撮影距離は0.3m~3mで、低輝度自動発光/強制発光/自分撮りモードを搭載。撮影モードにはセルフィー/マクロ/遠景/フラッシュ強制発光/ハイキーがあり、ほかに2枚連写もできるセルフタイマーモードを備える。
《渡辺まりか》
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