積極的にAndroid 6.0へアップデートを……ドコモ加藤社長「過去の失敗から学んだ」
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加藤氏:お客様にいろいろな側面から接していきたいと考えている。音楽やビデオ系のサービスも同じベクトルだが、さらにそこを深く掘り下げた商品を提供して、生活にもスポットを当てていきたい。
--- Android 6.0へのバージョンアップに今回積極的な理由は?
加藤氏:できるだけ早く対応して欲しいという声は以前からお客様よりいただいていた。今は私たちにある程度のノウハウの蓄積ができてきたので、こうして頑張ると宣言できるようになった。もちろん過去の失敗から学んだ部分もある。
--- Android 6.0へのバージョンアップは冬春機種全てが対象になるのか。
丸山氏:どの機種をいつやるかは別途案内する。従前からいただいている声に応えつつ、グローバルでのバージョンアップ提供から間を縮めていくことにも力を入れたい。
--- Android端末には、各社製品どうしで操作性にバラツキがあって、その結果として難しいというイメージが広がって一般的な普及を阻害しているのではという見解もある。ドコモが音頭を取ってユーザーインターフェースなどの統一を押し進めることはないのか。
加藤氏:さまざまな考えがメーカーにあり、その結果として良い意味で差別化の要因にもなっている。これをドコモがリードしてしまうことで、各社の個性を無くしてしまうことは避けたい。OSベースでは、できるだけ一緒にしながら、ユーザーにとっての利便性としてはドコモ専用のホーム画面などできる限りの統一を図っていきたい。
--- 以前にWindows端末にはドコモのサービスを入れられないから投入は難しいと回答していたが、なぜドコモのサービスが入っていないNexusが今回ラインナップに加わったのか。Windows端末導入の予定は?
丸山氏:Nexus 5Xは大変良い端末だから。確かにドコモのサービスが入っていないが、最新バージョンのAndroidを使いたいというお客様が一定数いるので今回加えた。Windows端末についてはまだ予定はない。
--- 海外のVoLTE対応が韓国からになった理由、そして3キャリアで初めて対応できた理由は?
丸山氏:世界的にVoLTEはまだ広がっていないが、韓国が進んでいたから。お客様もたくさんいらっしゃる。技術的には未熟だが、韓国のキャリアと共同開発もしながら進めているところ。
《山本 敦》
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