【CEATEC 2015】光学デバイスを置くだけで空中映像を!……パリティ・イノベーションズ
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
特殊な光学デバイスは「2面コーナーリフレクタアレイ」(以下、DCRA)と呼ばれるもので、素子内部の隣り合う垂直な2面鏡で反射された光が空中の1点に集まり、面対象に歪のない像を形成する仕組みだ。
応用としては、臨場感あふれる対応が可能な企業のバーチャル受付嬢や、自動車のフロントに浮き上がらせる運転アシスト表示装置、手術中でも使える空中タッチパネル装置などが考えられるという。
実際のデモでは、このDCRAと液晶ディスプレイ、指位置検出センサーなどを組み合わせて、空中にタッチパネルを映し出し、そのオブジェクトを指でクリックしてアプリケーションを起動できる「フローティング・タッチ・ディスプレイ」を展示。
またドーナツ状の物体に、上から3D映像をマッピングし、さらにDCRAを利用して中央の穴からレイヤー姫のような妖精が飛び出す、エンターテインメント性のあるデモも行っていた。このDCRAは、単純に置くだけでよいので、誰でも簡単にセッティングができる点がメリットだ。プロジェクターに組み込めば、3Dのプレゼンも可能になるだろう。
《井上猛雄》
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