【CEATEC 2015】センサー付きLED照明で高齢者に寄り添う見守りシステム
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現在、介護・福祉業界においては介護スタッフの不足が大きな課題となっており、来たるべき高齢化社会に向けて喫緊の対策が迫られている。そうした社会背景を受け、産業分野でも介護・福祉業界における人手不足対策となる技術・サービスの研究開発が盛んだ。
光波の見守りシステムもそうした社会背景を受け、介護スタッフや家族の負担軽減と安心を担保するための機能を有している。
同システムの核となるのが、マイクロ波センサーを搭載したLED照明。2.4GHzのマイクロ波センサーによる測距をベースに独自の評価システムにより、ベットで寝ている高齢者の姿勢、呼吸、離床を非接触で検知・通知することが可能だ。
見守られる側である高齢者としても物々しい機器を使われるより、LED照明なら「監視されている」という不快感を抱きにくい。また、センサー情報に基づく見守りなので、プライバシー保護の面からも利用者の抵抗が少ないのが特徴といえるだろう。
同ブースでは、実際にベットに寝ている人の呼吸を天井に設置したマイクロ波センサー付き照明で検知するデモを展示。取材時、10秒ほど呼吸を止めてもらったところ、センサーがきっちりと検知し、「呼吸なし」のアラートがモニターに表示されていた。
現在は、開発中だが、今後は介護施設や介護サービス事業者と連携しながら、サービス化を目指していく。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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