【諏訪圏工業メッセ】下諏訪ならでは!「もったいない」から生まれた温泉ストーブ
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シナノ企画の成田幸尋氏は「開発をメインでやってる者が、家庭で毎分1.8リットル捨てている温泉のお湯について、もったいないのでどうにかしたい、何かに使えないかということで考えたんです」と開発のきっかけについて説明した。
下諏訪地域では、1000戸くらいが家に温泉をひいているという。この「温泉ストーブ」は、温泉水を流し、その熱をファン送風で送り出すもの。ブースのスタッフは、コストは1ヵ月毎日24時間使い続けていた場合でも、400円くらい。火事になる心配もないし、寝てる時もつけたままで大丈夫とアピールする。「ここらへんは暖かいというのではなく、寒くないというのが大切。うちの場合は室温が0度近くまで下がることがありますが、それが5~10度になってると、外から帰った時に随分違います。また、朝起きて台所で作業をしなければいけないとき、これがあると随分違います」(成田氏)。
温泉ストーブは、暖房をこれだけでカバーしようというものではない。飽くまでサブとしてつけておくものだろう。もともと、地域の人たちは温泉をホースに通し、そのホースをぐるぐる巻いて暖房にしたり、何かを乾かしたりと工夫をしているケースも多い。床暖房にしてはどなのか?と聞いてみたが、「(温泉の種類にもよるが)目詰まりしてしまうので向いていません」。同社の製品の場合は、購入時にメンテナンス契約も結ぶようにしているという。
価格は本体23万円、付属品が2万円。メンテナンス料は4年で5万円となっている。
《RBB TODAY》
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