【東京モーターショー2015】ホンダの自動運転は2020年実用化
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自動運転制御は、「認知」「判断」「行動」という仕組みで行われる。認知は自車がどこにいるかを認識する「自車位置確認」と、近くにいる他の車、歩行者など走路環境を認識する「外界認識」に分けられる。これらの情報から人工知能が状況判断を行い、走る、曲がる、止まるといった車両制御を行なう。
ホンダの2015年公道試験車両には、自車位置確認のための衛星測位システム、慣性航法のためのジャイロ、外界認識のための中距離用ミリ波レーダー(車体コーナーに4機)、長距離用ミリ波レーダー(前後に各1機)、レーザーレンジファインダ(前後左右に計6機)、ステレオ・カメラを搭載する。ミリ波レーダーは障害物の速度/距離の検出、レーザーレンジファインダは周囲360度の障害物の位置/速度検出および白線/路肩の判定、ステレオ・カメラは白線/路肩を認識しての車線維持、前方障害物の距離計測を、それぞれ担当する。
2014年から公道実験を実施しており、高速道路での合流分流、レーンチェンジなどが可能だ。モーターショー期間中にも会場そばの首途高速道路でデモ走行を実施する。ホンダでは、一般道とくらべて交通状況がシンプルな高速道路で、2020年までに実用化する計画だ。
東京モーターショーの一般公開は30日から。
《高木啓》
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