マイナンバー対策ソリューションとデータ消去サービスのコラボ……パシフィックネットが出展
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
マイナンバー安心パックは、多要素認証(USB鍵とワンタイムパスワード)によるログイン制御が可能な「Yubi Plus」や、PC操作ログの収集と未許可デバイスを制御する「MylogStar 3 Desktop」、およびマイナンバー制度で必要な基本方針や取り扱い規定のヒナ形などを提供する「マイナンバードキュメントパック」で構成され、マイナンバー制度の導入から、運用、保守までをカバーするものだ。
一方、データ消去サービスでは「データ上書き消去」「磁気消去」「物理破壊」に対応している。データ消去については、パシフィックネットが得意とする分野で、「自社便で不要になったPCを回収してデータを消去したり、企業に訪問してオンサイトでデータを消去することもある」(同社担当)という。
データ上書き消去は、フィンランドにあるblancco社が開発した専用ソフトを利用して実施。データ復元ソフトで復元可能なデータ部分を、無意味なデータで上書きすることで、データを復元できないようにする。
こちらはハードディスクを再利用する場合に便利だ。同社では、作業時に消去ログを抽出し、データ消去証明書も発行してくれる。またデータを消去したPCなどの買い取りも行っているそうだ。
次の消去方法は磁気メディアの磁気消去だ。こちらもデータをすべて磁気で破壊するが、見た目から破壊されているのか不明瞭な点がネックになる場合もある。最後の消去方法は物理的な破壊だ。ハードディスクに4つの穴をあけて完全に破壊してしまうというもの。穴があいているので、破壊されていることが直ぐに判別できる。いずれも破棄して、その後にリサイクルされるという。
また、マイナンバー制度に備え、最高にセキュリティレベルを上げたGPS付のカーゴも展示されていた。GPSによって、カーゴのルートまで監視してしまうというものだ。こちらは自社サービスでのPC運搬などに利用するそうだ。
《井上猛雄》
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