免許証などを使った本人確認を効率化……セキュア「本人確認無人化ソリューション」
エンタープライズ
セキュリティ
注目記事

昨今では、コンサートチケットの転売防止のために、購入者と来場者が一致しているかの照合を免許証などで行うことも増えてきている。そうした際にイベント運営側にとって負担となるのが、本人確認を行うためのスタッフの増員及び人件費の増大だという。
今回デモ展示されていた「本人確認無人化ソリューション」は、そうした課題を解決し、最低限の人数で本人確認が行うことが可能となる。
免許証などの顔写真入りの身分証明証を撮影するカメラ、認証を行う人物の顔を撮影するためのカメラ、認証用のソフトとパソコンというシンプルな構成で、まず身分証明書などを読み込ませ、その後、認証用のカメラで顔を撮影して、マッチングさせて認証する。
認証精度に関しては、ニーズに応じて任意のしきい値を設定することで幅を持たせることができる。また、証明証の画像は認証時にしか使われず、保存はされない。
また、別件のソリューションとして、小規模事業者を想定した画像認識技術を活用したマイナンバー対策ソリューション「バーチャル・パーテーション」も展示された。
こちらはマイナンバーを扱うパソコンなどに設置したカメラが、未登録者をとらえると自動でパソコンからログアウトし、操作画面ののぞき見を防ぐというもの。
パーテーションだけでは不安がある事業者や、パーテーションで区切るスペースがないような小規模事業者などを想定した製品で、設置するカメラの画角により変動はあるが、おおよそ5mくらい後ろに未登録者が来た場合には、検知して自動でログアウトしていた。
いずれも参考出展となっていたが、年内から年明けにかけて提供していくことを予定しているという。
《防犯システム取材班/小菅篤》
特集
この記事の写真
/